カワセミは青緑色とオレンジ色の羽毛に覆われ、長いクチバシを持った美しい小鳥だ。雌雄ほぼ同色だが、雌は下のクチバシが赤い。水辺に暮し、魚類を捕食する関係上、私としてはその生態にも大いに感心がある。
これまでも魚の水中撮影で渓流へ取材に行った折、「チィ一」と鳴きながら、一筋の青い閃光の様に水面近くを飛翔するカワセミの姿を何度か目撃している。川岸の薮の陰からそっと観察していると水中にダイビングして小魚を捕らえ、大きく首を振りながら枝に獲物を打ち付けて弱らせ、頭から飲み込む様子も観察出来る。何とか半水面で撮りたいので、ドライスーツに身を固めて浅瀬に腹這いになってじっとカワセミの来るのを待とうかとも思ったが、風邪を引いてしまっては本業に差し支えるので、ビデオカメラを水槽に入れて、リモコンで水中へ飛び込む瞬間を狙って見たが、上手くカメラの前にダイビングしてくれないので失敗。(ヤラセは嫌いなのだが)生簀でも設置しないとやはり無理かも知れない。
天気が良い日は水浴や羽づくろいも見られる。私の観察ポイントに棲むペアは近くの崖に営巣しているので、小魚をせっせとその巣に運ぶ姿も観察出来る。又、これまで札幌では真冬には見られないと思っていたのだが、雪の降りしきる川岸の小枝にとまっている姿も散見されるので、一部は南方へ渡らないで、そのまま越冬している様だ。
■ カワセミ(ブップソウ目カワセミ科)
学名:Alcedo atthis
英名:kingfisher
分布:ユーラシア大陸南部〜ニューギニア。日本各地で見られるが、通常冬期は暖地へ南下する。
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